
広島市で不動産売却を手がける丸建ハウスの実績から、不動産売却や相続に関わる税金対策の重要性を解説します。
不動産の売却や相続は手続きが複雑で、税金面でも思わぬトラブルが起こることがあります。そのため、事前に基礎知識を身につけ、対策を準備しておくことが大切です。
年間300件以上の販売実績を持つプロフェッショナルとして、税金トラブルを防ぐための実践的な知識をわかりやすくご紹介します。
目次

不動産を売却すると、さまざまな税金が発生します。特に譲渡所得税と住民税は売却益に対して課税されるため、あらかじめ計算と対策を行うことが重要です。
| 所有期間 | 所得税 | 住民税 | 復興特別所得税 | 合計税率 |
|---|---|---|---|---|
| 5年以下(短期) | 30% | 9% | 0.63% | 39.63% |
| 5年超(長期) | 15% | 5% | 0.315% | 20.315% |
| 10年超マイホーム※ | 10% | 4% | 0.21% | 14.21% |
※マイホームの場合、譲渡益のうち最大6,000万円まで軽減税率が適用されます。
✓ ポイント
譲渡所得がプラスになった場合や特例を使う場合は、売却の翌年2月16日~3月15日の間に確定申告が必要です。広島市内でも申告を怠り、重加算税を課されたケースがあります。必ず期限内に手続きを行いましょう。
売却益が出た場合に利用できる代表的な節税制度を解説します。
| 適用特例 | 課税譲渡所得 | 税率 | 税額 | 節税効果 |
|---|---|---|---|---|
| ①特例なし | 1,800万円 | 20.315% | 366万円 | - |
| ②3,000万円控除のみ | 0円 | - | 0円 | 366万円 |
| ③3,000万円控除+軽減税率 | 0円 | - | 0円 | 366万円 |
| ④取得費加算(相続税300万円の場合) | 1,500万円 | 20.315% | 305万円 | 61万円 |
※譲渡所得=売却価格5,000万円-取得費3,000万円-譲渡費用200万円=1,800万円 ※④は相続税300万円を取得費に加算した場合
このシミュレーションからわかるように、適切な特例を活用することで数百万円の節税効果を得られる可能性があります。
不動産売却では、利益が出るケースばかりではありません。むしろ、購入時より安い価格で売却する「譲渡損失」が発生する場合も多くあります。
しかし損失が出ても、一定の条件を満たせば所得税や住民税を軽減できる制度があります。
✓ ポイント
損失が出ても「確定申告」をすることで節税につながります。広島市でも「損をしたのに税金までかかるのか」と誤解される方が多いですが、実は申告をすれば税負担を軽減できるケースが多いのです。
不動産を相続するときも、売却と同じように税金や手続きが必要になります。
ただし、正しく準備すれば税金の負担を大きく減らせる可能性があります。
相続税には「基礎控除」という仕組みがあります。
計算式は 3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数。
この金額までは相続税がかからず、超えた部分にだけ課税されます。
税率は「10%〜55%」の範囲で、財産が多いほど高い税率がかかる累進課税方式です。
👉 国税庁のデータ(令和4年分)によると、実際に相続税を納めた人の割合は全国で 9.6% でした。
相続財産に土地が含まれる場合、分け方によっては税金や将来のトラブルに大きく関わってきます。代表的な方法は次の4つです。
| 分け方 | 内容 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 現物分割 | 土地をそのまま分ける | 手続きがシンプル | 不平等になりやすい |
| 共有分割 | 複数人で共有名義にする | 平等に分けられる | 将来、売却のときに合意が難しいなどトラブルのもと |
| 代償分割 | 誰かが土地を相続し、他の相続人に代償金を払う | 公平性を保てる | 代償金の準備が必要 |
| 換価分割 | 土地を売却して現金を分ける | 最も公平に分けやすい | 売却手続きが必要 |
特に「共有分割」は一見公平ですが、将来の売却で意見が合わず揉めやすいため、最後の手段と考えるのが望ましいです。
被相続人(亡くなった方)が住んでいた自宅の土地を相続する場合、条件を満たせば 最大330㎡まで、評価額を80%減額 できます。
これは相続税を大幅に下げられる有効な制度ですが、細かい要件があるため事前に確認が必要です。
相続を待たずに「生前贈与」として不動産を譲る方法もあります。
生前贈与のメリット
生前贈与にかかる税金
注意点
「底地」とは、借地人が建物を建てて住んでいる土地のことです。
相続税評価額は更地より低くなりますが、実際の市場価格はさらに安いケースも多いため注意が必要です。
底地は権利関係が複雑で、一般の市場では売却が難しい場合があります。売却を考えるなら、借地権者への売却 や 底地専門の業者への買取 を検討するとスムーズです。
当社での経験からも、生前に売却するか、相続後に売却するかでメリット・デメリットが異なります。
モデルケース:不動産評価額4,000万円、市場価格5,000万円、相続人1名
| 売却タイミング | 主な税金 | 税額概算 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|
| 生前売却 | 譲渡所得税 | 約200万円※1 | 認知症になる前に処分できる、確実な売却 | 譲渡所得税の負担がある |
| 相続後売却 | 相続税 | 約200万円※2 | 特例で譲渡税を抑えられる | 相続手続きが必要 |
※1 売却益1,000万円 × 20.315%で計算
※2 (4,000万円 − 基礎控除3,600万円) × 10%で計算
👉 実際の税額はケースごとに大きく変わるため、専門家によるシミュレーションが欠かせません。
✓ ポイント
相続税や贈与税には複雑なルールがあります。「自分の場合はどれが一番有利か?」は人によって全く違います。
そのため、不動産を相続・贈与する際は、必ず税理士などの専門家に相談しましょう。

不動産売却や相続に関する税金は、自分だけで判断するのが難しい分野です。正しく申告しなければ「追徴課税」や「延滞税」を課されるリスクがあります。
広島市で年間300件以上の実績を持つ丸建ハウスでは、税理士や司法書士と連携し、売却から相続までワンストップでサポートしています。
不動産売却や相続は大きな資産が動くため、税金トラブルが発生しやすい分野です。
不動産の売却も相続も、税金や法律、複雑な手続きが伴う重要なライフイベントです。適切な対策を講じることで税負担を大幅に軽減することが可能です。
無駄なく節税し、トラブルを回避するためには、取得費の確認、売却タイミングの検討、そして各種特例制度を漏れなく活用することが肝要です。そのためには、税務の専門家である税理士や、信頼できる不動産会社を見つけ、早めに相談することが、不動産売却と相続を成功させるための第一歩となるでしょう。
広島市で不動産売却をお考えの際は、年間300件以上の販売実績を持つ丸建ハウスにお気軽にご相談ください。税務の専門家と連携し、お客様一人ひとりの状況に応じた最適な解決策をご提案いたします。